過電流継電器の判定基準 (JEC-2510による)

1.動作値の公称値に対する許容誤差

継電器のタイプ 許容誤差% 誤差の変動 %
可動鉄心形 ±15 15
誘導形(1VA以上) ± 5 5
誘導形(1VA未満) ±10 10
可動コイル形 ± 5 5
静止形 ± 5 5
※誤差の変動=

最大測定値-最小測定値公称値

×100(%)

<試験条件>

許容誤差・・・・・・・・各動作値整定、最小動作時間整定
誤差の変動・・・・・・最小動作値整定、最小動作時間整定

*動作値整定が定格の4倍以上の場合受入試験においては
測定誤差を加味して、許容誤差±5%のものは±10%としてもよい。

2.動作時間の公称値に対する許容誤差

①動作値整定=最小,
 時間動作整定=基準動作時間整定(受入試験・形式試験)

継電器のタイプ 許容誤差(%) 許容誤差の
下限値(ms)
誤差の変動
(%)
入力電流(整定値の%)
300 500 1000 500
静止形2.5級 定限時 ±2.5 ±2.5 ±2.5 ±25
静止形5級 ±5 ±5 ±5 ±50
静止形10級 ±10 ±10 ±10 ±100
誘導形(1VA以上) 反限時
強反限時
超反限時
±12 ±7 ±7 ±100 7
誘導形(1VA未満) ±18 ±10 ±10 ±100 10
静止形 ±12 ±7 ±7 ±100

*誤差の変動は形式試験

②動作値整定=最小以外,
 時間動作整定=基準動作時間整定(形式試験)

継電器のタイプ 許容誤差(%) 許容誤差の
下限値(ms)
入力電流(整定値の%)
300 500 1000
静止形2.5級 定限時 ±2.5 ±2.5 ±2.5 ±25
静止形5級 ±5 ±5 ±5 ±50
静止形10級 ±10 ±10 ±10 ±100
誘導形(1VA以上) 反限時
強反限時
超反限時
±18 ±15 ±10 ±100
誘導形(1VA未満) ±27 ±10 ±15 ±100
静止形 ±18 ±10 ±10 ±100

3.動作時間整定における許容誤差

①動作値整定=最小,
 整定値の300%入力時(受入試験・形式試験)

継電器のタイプ 許容誤差(%) 許容誤差の
下限値(ms)
動作時間整定n
最大 7 4 1
静止形2.5級 定限時 ±2.5 ±2.1 ±1.8 ±1.4 ±25
静止形5級 ±5 ±4.3 ±3.5 ±2.8 ±50
静止形10級 ±10 ±8.5 ±7 ±5.5 ±100
誘導形(1VA以上) 反限時
強反限時
超反限時
±12 ±10 ±8 ±6 ±100
誘導形(1VA未満) ±18 ±15 ±12 ±9 ±100
静止形 ±12 ±10 ±8 ±6 ±100

②動作値整定=最小,
 整定値の1000%入力時(形式試験)

継電器のタイプ 許容誤差(%) 許容誤差の
下限値(ms)
動作時間整定n
最大 7 4 1
静止形2.5級 定限時 ±2.5 ±2.1 ±1.8 ±1.4 ±25
静止形5級 ±5 ±4.3 ±3.5 ±2.8 ±50
静止形10級 ±10 ±8.5 ±7 ±5.5 ±100
誘導形(1VA以上) 反限時
強反限時
超反限時
±7 ±6 ±5 ±4 ±100
誘導形(1VA未満) ±10 ±9 ±7.5 ±6 ±100
静止形 ±7 ±6 ±5 ±4 ±100

③計算式

n=

動作時間整定基準動作時間整定

×10 とした時

  • a)n≦10の時
    誤差ε(%)=

    Tn-(n/10×T10)T10

    ×100

  • b)n>10の時
    誤差ε(%)=

    Tn-(n/10×T10)n/10×T10

    ×100

ただし、
  • T10:基準動作時間整定における公称動作時間
  • Tn :動作時間整定nにおける実測動作時間